メディアによって失われるものがある、あるいは、インターネットによって人間関係が希薄になる、といった意見が結構多くあったように見受けられますが、これらの指摘には一理あるものの、インターネットの可能性という話とは、少し問題が違うのではないかと思います。
そもそもこれらは全てメディアのせいなのでしょうか。私は全てがそうであるとは思いません。(影響があるとすれば、子どもの生育過程での影響は問題となっているかもしれません。)
また人間関係の希薄さという社会病理を、インターネットなどのメディアが解決すべきであるともできるとも思いません。人間関係の希薄さを問題にするのであれば、共同体の再構築を優先課題として考えなければならないでしょう。それはインターネットの可能性を論ずるのとは、視点が少し異なるのではないでしょうか。
繰り返し述べているように、親和や解脱といった事柄をネット上だけで完結させるのはそもそも不可能です。また、以前に江岸さんが挙げられていた空間から五感に伝わってくる「感動」のようなものもインターネットでは創出することは無理でしょう。ブロードバンドの実現によってもおそらくこの状況は変わらないのではないでしょうか。
| 岩井裕介 |
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