| 私は、奈良の田舎で農業に従事していますが、ここ2年ほどの間に、いわゆる「田舎暮らし」や「自然志向」の人たちが、何人かこの町に越して来ました。動機はそれぞれなのですが、皆私と同世代ぐらいで、月に1~2度「溜り場」(自然工芸の店)に集まっては話をしています。 特に何かの活動をしている訳でもないのですが、集まって話をすることそのものに充足し、何かの可能性を皆が感じているようです。また、先日の「寄合い」では、田舎暮らしの実態や、何よりもこのように充足できる場があることを、誰かに伝えたい、輪を広げたいという思いが、皆に共通するものとしてあるようでした。そこで、会報みたいなものを発行しようと言う話から始まり、でもそれでは広がりに限界があるし、費用も掛かるし・・・などと話をするうちに、結局皆でHPを作るのがいいんじゃないかということになり、現在準備中です。(鑑になるか、ゴミになるか・・・) さて、インターネットは人間関係の希薄化に拍車をかける、という意見は同意できる部分もあると思います。しかし、むしろ人間関係は対面で形成すべきものであり、従って今現在、人間関係が希薄なこと自体が問題なのではないでしょうか。それをネットに求めても無理なのだと思います。言葉だけでなく、お互いの表情や共同作業などから感じられる充足は、どうしたってネットでは得られないものです。 ネットは、社会統合の地平においては、無限の広がりと可能性を感じさせますが、身近な人間関係、仲間関係の充足は、対面によらざるを得ないのだと思います。つまり、社会統合の方法論と、仲間充足の方法論は全く別物と考えるべきなのでしょう。 |
小松由布樹
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